生活のリズムが整う
昔から早起きは三文の得という言葉があるように、早寝早起きをすることには様々なメリットが挙げられます。
小さいころに早く寝るように教えられて、もっと起きていたかったという思いをした人も多いかもしれませんが、実際に早寝早起きをすることには大きなメリットがあります。
早寝早起きをするメリットとしてまず第一に挙げられることは、生活のリズムが整うことです。
早く寝ることによって、早く目が覚めて自然と生活リズムが整っていくことでしょう。
人間は朝早く起きて朝の太陽の光を浴びることによって、脳の組織が刺激されてホルモンが分泌されます。
このときに分泌されるホルモンは、眠りを誘うホルモンです。
このホルモンは日光を浴びてから約15時間後に分泌される性質があるので、朝早く日光を浴びれば、その15時間後には自然と眠りに誘われるということになります。
万が一遅くまで起きていて昼前に起きてしまった場合には、このホルモンが分泌される時間もおそくなるので、その結果としてなかなか眠れないという悪循環に陥ります。
脳が活性化する
そして朝食をしっかり食べる時間をとることができるので、脳が活性化するというメリットもあります。
早起きをすれば、学校や仕事に出かけるまでに、十分な時間を確保することができるでしょう。
時間があればゆっくりと朝食をとることもでき、朝の時間をゆっくりと過ごすことができます。
朝食にパンやご飯などのバランスの良い朝食を食べることによって、脳にまでしっかりと栄養分がいきとどき、脳が活性化することにつながります。
ゆっくりとした時間をとることができるので、しっかりと噛みながら、味わいながら食べることもできるでしょう。
しっかり噛むことによって、唾液の分泌が促されるので、消化吸収を助けることにもなり、脳の機能を発達させるなど、様々なメリットにつながっていきます。
朝食を抜いてしまうと仕事の効率や学力には悪い影響が及ぶというデータも報告されていることから、やはり朝食をしっかりと食べることは重要であることがわかります。
おなかもすっきりとする
そして朝食をしっかり食べることができるので、おなかもすっきりとすることでしょう。
朝起きた時点では、胃の中は当然のことながら空っぽの状態です。
ここにしっかりと朝食を入れてあげることによって、体が反応し腸がしっかりと運動を始めます。
腸が動き始めると直腸も刺激されるので、自然と便意が促されることでしょう。
朝食後にゆっくりとする時間があれば体も心もリラックスすることができるので、さらに腸の動きが活発になります。
出かけるギリギリまで寝ていた場合には、たとえ家を出る前に便意を催したとしても、トイレに行く時間がなく我慢することになります。
便意を我慢してしまえばどんどん便がかたくなって出にくい状態につながります。
これが便秘に直結してしまうといっても過言ではないでしょう。
時間にゆとりを持ちしっかりと排便する習慣をつけることは非常に重要なことです。
朝の時間を趣味に生かせる
そして人によっては朝の時間を趣味に生かすことができるかもしれません。
以前「朝活」と呼ばれる言葉が流行したことがありましたが、これは早起きをすることで出かけるまでにたっぷりと時間が取れるので、自分の趣味ややりたいことに時間を有効活用するということです。
ジョギングやヨガなどで体を動かすことも、読書や音楽をなどのゆっくりとした時間に充てることもよいでしょう。
朝の時間に自分の趣味や好きなことをすることによって、これから1日頑張ろうというモチベーションのアップにもつながることでしょう。
地域によっては朝の時間帯を使ってサークル活動を行っているところもあるので、このような場所に参加することによって、同じ目標を持っている仲間と出会うことができたり、普段の生活では知り合うことのできない人間関係を作ることができるなど、人生の充実にもつながります。